Edit No.
read only
タイトル
なまえ
read only
本文
こんにちは "deviation"にて音響を担当しました CURUZEの橋本です。 作曲としては、Curzeという名義で行っています。 さて、今回のテーマは "メソポタミア","カフカース"ということでした。 土地としての歴史は、有史以来現在に至るまで これでもかというほど 争いの絶えない地域になるわけですが これまでのタッチですと、その"人の営み"のほうに 焦点を当ててきていました。 今回は、せっかくメソポタミアなので"川" "川"はずっとそこにいて、人々を見つめてきた というところに焦点を当てています。 作者の個人的な気持ちとしては ずっとそこにいた"川"に手紙を書くつもりで作りました。 "川"は、ただそこで流れていました。 ずっとずっと、どれ程人が争っていても ただずっと、流れていたわけです。 そんな"川"に、気持ちを寄り添うつもりで、また、 人間を嫌わないで欲しいという気持ちを込めて そういう作品として、仕上げました。 "deviation"の本編終了後には、 「赤い土が見えた」「草原が見えた」 「暮らす人々が見えた」 といった、とても嬉しい感想が聴けました。 私にとっては、作品を聴いて頂いた方が 何かしらの景色なり情景なりを感じ取り 脳内にそのヴィジョンが描かれた、という感想 またそのヴィジョンについてを聞けるのが 非常に嬉しい瞬間でもあります。 また、次の機会にも皆さんのお話を聞かせてください。 ということで、今回のテーマ曲のタイトルは "ほとり" とさせて頂きました。 川の"ほとり"ではありません。 人間の"ほとり"です。 Curze