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Armani Privé


 投稿者 Tamura
 2016-07-12






私はヴェルサーチよりアルマーニの方が好みです



このlookには載せていませんが グレーの中にも緑っぽいグレー ベージュっぽいグレー 様々なグレーを操ります



80歳を超えてもまだまだスピリットは振りきれています









Atelier Versace


 投稿者 Tamura
 2016-07-10






今回のクチュールの第一弾はイタリアの Versaceです


デザイン シルエットはいつも通りに思えますがモデルの選び方がさすがでした


手作業での装飾やファブリックからの最高級さが明らかにクチュールは違います





bamboo


 投稿者 Tamura
 2016-07-06






今回のテントの骨組みに竹を使用しました


材木を購入して組み上げてもいいのですがお金ももったいないのと 芸がないので 近くのものですべてを仕上げました


天吊りにするにも竹は軽くて最適です











Accessories


 投稿者 Tamura
 2016-07-01






今回はフロロカーボンのラインをやめてケブラー糸でアクセを製作しました


ケブラーは私が小学生の時に販売名 ケプラ という名称で釣りで父が使用している記憶がありました 今までの糸とは全くの別物だと教えてもらいました 当時のそのラインの編み方では 括る時に接着剤が必要でしたが


現在のケブラーは糸の編み方が変わってそのままくくるだけで使用できます


鉄よりも強いのがケブラーです


ということはアクセによくあるチェーンよりも格段に破損や切れることはありません


どういう素材でできているかといいますと


ポリアリレート アラミド繊維といった化学繊維からなります いわゆる スーパー繊維です


どちらも大きく考えると派生のスーパー繊維なのですが  ここでファッションとの関係性でいえばそこから生地が織られ洋服にもなっている繊維です


作業用で言うと耐火の生地でもあるので消防服になったり


警官の防弾チョッキになったりで万能な繊維です


私はこの生地でいつか焚き火用のジャケットがほしいです











Oscurità del fondo degli stivali


 投稿者 Curze
 2016-06-29



みなさんこんにちは。

今日は私クルゼの橋本がお送りいたします。

CURUZEは、パソコンメンテナンス屋の名前で

アーティスト活動時は、Curze:カーズと

名乗っています。



先日のartisanal collectionの場で語り尽くし

きれなかった楽曲そのものの解説を

この場をお借りしてさせて頂くことができました。

HPでも聴けるようにして頂けて、とても感謝しています。

話が逸れる前に、早速読み解いていきましょう





まず冒頭部のチェンバロとオルガン部ですね



ここは、スピーチでも少し触れましたが

イタリアの巨匠スカルラッティのソナタK.1 in D minor

に、スカルラッティと同い年であるバッハが

「お、これいいじゃん。ちょっと俺にも音入れさせてよ」

とオルガンパートを放り込んだという設定になってます。



このスカルラッティのソナタ部は、原曲を再現した

MIDIファイルをそのまま使っています。

音色やテンポをこちらでいじくっただけですね。



本当は自分でも作ったのですが、何か物足りず

参考になるものを探していたところ

自分がやりたかったことの完成形が見つかってしまったので

ここは巨匠の力をお借りし、

作品の完成度を優先しました。



次にこの曲のメインテーマとなるAメロ部です

チェンバロがずっと同じ旋律を繰り返し、

デスメタルパートでは、低音デスと高音デス

それぞれのボーカルが掛け合うのですが



こことエンディングが、この曲で最初にイメージが

完成した部分です。

現代史初期~中期イタリアをイメージした、つまり

この曲のメインテーマです。



ざっくりと全体をイメージして作った部分なのですが

頭の中としては、ミケランジェロの「創世記」

が血まみれになっている状態をイメージしました。



このAメロパートは、チェンバロがなければ

全く違う曲になりますね。

チェンバロの短調の旋律が、デスヴォーカルと

シンプルなギターバッキングに立体感を生んでいます。

破滅的なデスメタル部と物悲しく叙情的なチェンバロ部で

お互いがお互いをより引き立てており

インパクトのある仕上がりになりました。

Aメロとしては完璧だったのではと思います。



チェンバロの切れ味を活かすために

2つのヴォーカルは、リズムを非常に重要視しました。

なので、実は歌詞の意味より先に言葉を決めました。

オケ(ヴォーカルなし演奏のみ)を聴きながら

演奏にぴったりしっくりくる言葉をイメージし

口ずさみながら歌詞を書いたわけです。



歌詞は全編を通して英語なのですが

普段は日本語の詩を書いてから

それを英訳しつつ歌詞に作り変えていきます。

今回は必然的に、最初から英語での作詞となりました。



でも不思議と歌詞が曲を通して

しっかりひとつの話になったのは

我ながらよく曲の世界観を細部まで構築できていた

からかなと思っています。



BメロパートからCメロパートにかけては

これは、流れとしてそのままいきました。



タメを効かせた展開になるCメロパートを

先にイメージしたので、Bメロパートは

間を綺麗につなぐために、ギターリフ主体の

メタル感を強調したものとしています。



短いパートなので、Bメロパートにだけ

ヴォーカルを入れてあります。



things divine , left in my head

what is the most important to get death in peace



聖なるものが教えてくれたのは

安息の死を迎えるために重要なことが何か だった



という内容になっています。

こういう短いところに、

「歌詞の内容をひと言で言うと?」

的なものを入れていったりします。



それで、納得したうえでCメロパートへ移っていけます。

何に納得か、ですよね

これは宗教が人にもたらすもの、という話です。

楽曲の舞台イタリアは、その話と絡めたものになっています。



Cメロパートは演奏のみ、メタルのみですね。

すっかり荒れ果てて何もなくなってしまった世界を

イメージした部分です。



これは、あったかもしれない歴史として入れてあります。

起こり得た過去、曲の中の設定では未来ですね

破滅というものを、絶望感という受身でなく

人の過ち、として自らの行いの結果だ、と

突きつける形にしてあります。



で、イントロ~Aメロに帰ってきます。

歴史のやり直しですね。



今度はAメロから、Dメロへ行きます。

印象的なギターリフから始まるDメロですが

駆け足をイメージした部分です。

すぐ隣に破滅があると自覚している焦りを

表現しています。



Dメロパートは最後まで悩んだ箇所のひとつですね。

バックにうっすら、よく聴かないと聞こえない

アルトコーラスが入っています。



うっすらなのはズバリ、遠くで聞こえてるからですね。

聞こえたような気がする、ぐらいの感じです。

気のせいかもしれない、そういうところです。



そこから、混声合唱部へとつながります。



Dメロパートから混声合唱部にかけて

救いを求める側と、求められた側の対比

を表現してあります。



救いを求めることの空虚さを演出したのですが

聴く人によってここは

救世主としての神の降臨に聞こえる人もいれば

退廃的な、絶望の呼び水に聞こえる人も

いるかもしれません。



ここから、激しいデスメタルのブラストビートにのせた

ピアノソロ~ギターソロへと移ります。



ここは狂気ですね。

根源的に、人間がもつ狂気が発現してしまった部分です。

それこそが”とある存在”の正体であると示唆しています。

ピアノからギターに切り替わる場所を

小節の区切りではなく、小節の真ん中にしてあります。

間髪いれずに入れ替わったように聞かせるため

そのようにしました。



ギターソロ明けの展開は

ギターとチェンバロの掛け合いですね。



ここがこの曲のひとつのミソなんですが

冒頭部のスカルラッティのソナタを

ギターとチェンバロの掛け合いにしてあります。



形こそ違えど…ということを表現している

というのは後付けの意味で

作曲の段階では、悩んでいるうちに

はっとひらめいて出来た部分です。



意味の後付けを自分で肯定するのは

作曲を始める段階で、表現したい世界を

頭の中に完全に作り上げた状態でいるからです。



かの谷川俊太郎氏は

「書いてみて、それを自分で読んで、はじめて

あ、自分はこういうことを考えているのか

と思うことがある」



というような内容のことをおっしゃったそうです。



完全一致する話ではありませんが

つまり何かを創作するとき一番重要なことは

普段、何を見て何を考えているか

何もしていないときに何をしているか



そういうことが言いたかったわけです。



戻りましょう。



ギターとチェンバロの掛け合いからは

オーケストラ&ドラムを挟んでのピアノソロですね



このオーケストラ&ドラム部は、場面の展開にと

導入を早い段階から決めていました。

めまぐるしく移り変わる情勢を表現しています。

この後、どうなるかわからないぞ、という

ところですね。

先の見えない不安と興奮の入り混じりです。



ここで、次のピアノソロへの移動にあたり



ストリングスの音が駆け上がるのですが

一番最初の音だけ、前パートの短調を引き継ぎ

そこから長調へ転調します。



で、ピアノソロですね

ここは、一番最後、ショウの当日まで苦労しました。

作曲者自身がピアノを弾けるわけではないので

音をひとつひとつ考えながら

少し弾いては聴いて、考え直す

という作業の繰り返しになりました。



テーマとしては

人の愛がもたらすもの

というパートですが

作曲の苦悩から、作者の苦悩のほうが

強く前に出てしまっていないかが心配です。

ただ、作曲者自身を投影したことは否定できません。

余談ですが、ショパンやラヴェル、ラフマニノフの影響が

強く出過ぎてしまったかな、とも思います。





そしてAメロ、というかメインテーマへの回帰です。





これは、回帰というよりも

「終わりの始まり」

です。



最初のAメロにはなかった

アルトコーラスとテノールを入れてあります。

これは、何を表現というわけでなく

私がやってみたかった、という理由で入れました。

なんとなく、ここはそうするべきかと。



Stained the blood what a

beautiful finish for creature



into the end , their souls go to hell

with thousands of death



という歌詞です。

この部分の視点は、”とある存在”です。





ここまでで高低デス、アルト、テノールと

4種のヴォーカルを使い分けました

が、最終的には7種使いました。

残り3種はこの後出てきます。

ノーマル、ミックスヴォイスによるハイトーン

バス、ですね。





このメインテーマから次パートへは

チェンバロから始まります。



行き着くところへ行き着いたのかもしれない



そういうイメージのチェンバロソロ部から始まり

ギターが同じ旋律をヘヴィに追いかけます。



そして一度、失意の内に物語は終わります。







が、終わったかに見えたが本当は終わっていなかった



というのが、このギターの刻みです。



ここからは、スラッシュメタルと呼ばれる音楽になります。

私の最も得意とするところであり、この曲の

エンディングを飾るのはこれしかないと

最初から決めていました。





ドラムのパターンが裏拍から表へと変化し

ストリングスがギターに5度を重ね

新しい未来をヴァイオリンがこじ開ける

という展開です。



短いギターソロ部では、何度でも立ち上がり

立ち向かう戦士をイメージしています。



このスラッシュメタルという音楽は

誰にも邪魔をさせない、という強い意志を

表現することができます。

すべてを貫く突進力があります。



このパートでも視点が2つあり

一部分だけ、”とある、大いなる存在”

の視点が介在しています。

その部分だけ、歌い方を少し変えていますが

お気づきになられたでしょうか。

最初に出てくるピアノによる

ブレイクの直後の部分です。



そしていよいよ

”大いなる存在”の断末魔の叫びから

クライマックスです。



クライマックスは、最初に決めていました。

混声合唱とオーケストラ、メタル

による協奏です。

Rhapsody(of Fire)というイタリアのバンドがありまして

こういう感じの演出が多くでてきますが

もちろんパクったりしません。

この楽曲にふさわしいエンディングは

これしかありませんでした。



Remember , pain and crime and bleeding your heart

And you'll find the way to get a meaning of the answer



という歌詞です。





いかがでしたか?









あとがきとして



この曲を聴いて、ゲームの音楽のようだ

ボスバトルのBGMのようだと思った方

それは正解のひとつです。



残念ながら、とも言えますが

現代において、音楽と呼べる音楽を聴ける

きっかけはゲームぐらいしかありません。

”歌”ではなく、”音楽”という話です。



もちろん、ほかにもたくさん存在するのですが

愛好家以外には、パイプが必要です。

ゲームがひとつのパイプとしての役割を

果たしていると言えるでしょう。



それというのも

この日本という土地は、演歌が根付いています

音楽=歌、という先入観が染み付いています。



なので、この日本において

今、ロックほど不自由な音楽はないと思っています。

こういうのがロック、というステレオタイプ

しか、受け入れることができないでいます。



それは、ロック風、メタル風、であって

ロックではありません。全部演歌です。



クラシック音楽やゲーム音楽が自由で

ロックやメタルが不自由だなんて

なんと皮肉なことでしょうか。





これからもどんどん、逆らっていこうと

決意を新たに、この解説の締めとさせて頂きます。



また2017のSSには新作をお届けできればと思っていますので

どうぞ、ご期待ください、ありがとうございました。



Curze







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